事業承継税制について(概略)

事業承継税制で猶予される税額は?具体例で解説します

事業承継税制を利用すると、株式を引き継ぐときの贈与税・相続税の負担を軽減(あるいはゼロに)することができます。

ここでは下記の設例で相続税額がいくら軽減されるのか解説します。

(設例)

(1)被相続人Aの相続人は長男Bと長女Cの2名。

(2)長男Bは下記の財産を相続する。

〇X社株式300株(発行済株式の100%)
相続税評価額=270,000,000円900,000円(1株当たりの評価額)×300株

〇株式以外の財産
相続税評価額=30,000,000円

相続税評価額の合計=300,000,000円

(3)長女Cは株式以外の財産(相続税評価額100,000,000円)を相続する。

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事業承継税制の適用を受けるには?手続きについて解説します

株式を取得した場合の贈与税や相続税の負担を減らす事業承継税制ですが、納税猶予を受けるためには「県への書類の提出」「税務署への申告」などいくつかのステップを踏まなければなりません。

また納税猶予の適用を受けた後も、様々な書類の提出が必要になります。

ここでは「納税猶予を受けるまでの手続き」と「納税猶予を受けた後の手続き」について解説します。

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事業承継税制の適用を受けるには?会社の要件を解説します

税負担なく株式を贈与、相続することができる事業承継税制については、自分の会社でも適用を受けることができるか気になる人も多いと思います。

事業承継税制の適用を受けるための要件には、「会社の要件」「先代経営者の要件」「後継者の要件」などの要件があります。

ここでは「会社の要件」について見ていきたいと思います。

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先代経営者以外からの取得について事業承継税制を受けるには?

2018年の事業承継税制の改正により、先代経営者だけでなく「先代経営者以外の株主」からの株式の取得についても納税猶予の適用を受けられるようになっています。

そのためには「先代経営者から株式を取得する時期」「先代経営者以外の株主から株式を取得する時期」「(贈与の場合)贈与により取得する株式の数」「(贈与の場合)贈与者の代表権」について一定の要件を満たさなければなりません。

ここでは、この要件について解説します

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事業承継税制の先代経営者と後継者の要件について解説します

2017年までの事業承継税制(一般措置)では「先代経営者」からの株式の取得のみが納税猶予の対象とされていました。

2018年に事業承継税制が改正されて(特例)、「先代経営者以外の株主」からの株式の取得についても納税猶予を適用できるようになっています。


中小企業庁「平成30年度中小企業・小規模事業者関係 税制改正について」より

しかし、ただ単に株式を取得すればいいという訳ではなく、「先代経営者」から「後継者」が株式を取得した後でなければ、「先代経営者以外の株主」からの株式の取得について納税猶予を適用することはできないとされています。

では「先代経営者」とは具体的にどのような人を指すのでしょうか?

また、先代経営者から株式を取得できる「後継者」とはどのような人を言うのでしょうか?

ここでは、納税猶予の対象となる「先代経営者」に該当するための要件、納税猶予を受けることが出来る「後継者」に該当するための要件について解説します。

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贈与?相続?事業承継税制の適用パターンを図解入りで解説します

事業承継税制は株式を先代経営者から後継者に移転するときの税負担を軽減する制度です。

株式を移転する方法には「贈与」「相続」があります。

さらに株式の移転が行われた後に「贈与者(先代経営者)が死亡」、「贈与者(先代経営者)が死亡する前に受贈者(後継者)が死亡」、「受贈者(後継者)が贈与を受けた株式を受贈者の後継者(3代目)に贈与」・・・など様々なケースが起こりえます。

ここでは、事業承継税制がどのように適用されていくのか、ケース毎に見ていきます。

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